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【くもん続報】高進度学習者賞2022・未来フォーラムと次の展望について
上のリンク記事でも紹介したのですが、くもんへのストレスを感じずに楽しく学習できるように、オリジナルのくもんタブレット学習教材を作りました。
上の記事では手順を①~⑥として紹介していましたが、この記事は詳細を解説します。
- 使用済の教材を『ScanSnap』でスキャンする
⇒両面スキャンで同時に30枚可能 - スキャンした画像を『ペイント』経由で『Excel』に貼っていく
ペイントを経由したのは、使用済の教材をExcelに貼り付けた後、ペイント上で答えを消して書き込めるようにする為。 - 貼り付けたExcelの画像をすべて掴んで『ペイント』に貼り付け、1枚の画像にする
- 『Excel』の開発ツールバーの機能により、画像をシートに固定して動かせないようにする
- このExcelファイルをクラウドにアップして、別のタブレット(わが家は解約したスマイルゼミのタブレット)に移して、タブレット教材として学習してもらう
- 『Excel』の描画ツールバーのペン機能で、教材を解いていく
使用済の教材をすぐ下に貼り付けてあるので、自分で答え合わせがすぐできる。
方法もですが、先にメリット・デメリットや準備物についても語りますね。
くもんをタブレット化するメリット・デメリット
まずはメリットから紹介
- 一度教材を作れば、何度でも繰り返し学習できる
作った教材は学習前フォルダに入れておき、学習時には別フォルダにコピーすればよいです。 - いつでも自分で答え合わせができる
本記事で紹介するのは、使用済の教材を使います。すでに答えが書いてある教材を下に、解答用に答えを消した教材を上に貼り付けるスタイルです。 - 消しゴムのカスが出ないので、机周りが清潔
おりんガールは間違えまくって消しゴムのカスだらけになると、めっちゃ怒り出します。この方法ならストレスが減ったそうです。 - 少し暗い場所でもバックライトを調整することで快適に学習できる
例えば、車で出かけて買い物をしている間に待ってもらう時、紙教材では車内の明るさ調整が難しかったです。この方法なら気になりません。 - お金の節約になる
全体の進度は遅くなりますが、月に1教材だけの契約にして、もう1教材はタブレットで復習すれば、1教科分の月謝で2教科できます。隔月で教科を変えれば2教科とも徐々に進んでいきます。 - くもん独特の『修行感』が薄れ、ストレスなく継続できる
なんせ継続は力なり。たのしく継続できるようにするのも親の役目です。 - くもんでなくても、教材を取り込めば同じことができ、オリジナルの学習用タブレットが作れるようになる
新聞の切り抜きやドリルをスキャンします!ポケモンの漢字ドリルも楽しくできる!!
ペーパーレスの時代にそってエコロジー&エコノミーですよね!!
この方法のデメリット
- 【大人】教材を作る手間がかかる
- 【大人】パソコンのテクが必要
- 【大人】何点か準備物が必要=初期投資が必要
- 【こども】目に負担がかかるので、長時間の学習はさせたくない
- 【こども】使用済の教材を使う前提なので、くもんの場合は復習用になる
※きょうだいがいる場合、上の子の教材があれば先取り学習にできます。
デメリットもそこそこありますが、この記事を読めば「何を揃えて」「どうすればよいか」は分かると思います。
要点を抑えて、ご自身のやりやすい方法で実践いただけたら良いです。
くもんタブレット化の準備物=初期費用
最低必要なものは、スキャナー / お子さま分のタブレット / タッチペン / 編集するPC / Excel / クラウドサービス(無料のものでOK)です。
スキャナーは『ScanSnap』がおすすめ
![Scansnap紹介](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/9a89a6735c23315a0815163df22f91ef.png)
より詳しい情報はメーカー(富士通さん)のホームページを見て下さい。https://scansnap.fujitsu.com/jp/product/ix1300/
両面教材のくもんを一度に30枚差し込め(HPでは20枚とあるが)、1枚当たり1~2secでスキャンできます。
![Scanシーン](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/8f45eb47306c930fbc1910ac1c98c372.png)
スキャンしている実際の動画はこちらです。
わが家は解約したスマイルゼミのタブレットを使用
【検証】くもんとスマイルゼミは共存・両立できたのか?1年間後の結果と解約後にスターアプリはできるのか?
詳細は上のリンク記事で紹介しています。
コロナの影響もあって契約したスマイルゼミは、いろいろあって1年で解約してそのタブレットが余っていました。(しばらくはスターアプリをやっていましたが)
今回のタブレット学習を自作するにあたり、初期化してAndroidタブレット化をして使っています。
CPUとメモリのスペックはそこそこなので動きは鈍くないですが、内部ストレージが16GBなので必要ならMicroSDでストレージを追加した方が良いです。Android化の方法は別記事で紹介するようにします。
タッチペンは学習タブレット専用のものがよい
タブレット学習用のペンは学習しやすいように設計されていますので、ストレスなく学習するには必須のアイテムです。
わが家は解約したスマイルゼミのタブレットを使っており、解約後でも専用のタッチペンを購入する方法を下のリンク記事で紹介しています。
【解約後も可能】スマイルゼミのタッチペンを10%オフで購入・メンテナンスする方法
ペンの反対側が消しゴム機能になっているのがうれしいです。
![スマイルゼミタッチペン反対側](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/6c569c987b452062bbedc0a825cddd59.png)
LenovoのノートPCなら、性能とコスパの両立がすばらしい
詳しくは下のリンク記事で紹介しています。
非公開: コスパと性能を両立したPCならこれしかない!Lenovoの『IdeaPad』を買って、古いパソコンは売却すればいいと思う件
性能とコスパの両立を考えるなら、Lenovoの『IdeaPad』シリーズが断然おすすめ!!
![Lenovo2in1②](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/04/0202f475a93c419a6b482175b2f3c125.png)
Excelは『開発』タブのActiveXコントロールが必要
『開発』は、いわゆるマクロ関連のタブです。下の図のActiveXコントロールを使って作るので、AndroidやiOSのアプリやWebブラウザで使えるExcel Onlineでは編集ができません
![ActiveXコントロール](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/f48418d41ff5706ff9cc54b7cfb4d988.png)
PC用のExcelが必要になりますので、どうしても1~2万円 or サブスクのOffice365の契約が必要です。
ちなみに、
(A)セルのロック機能を適用させてしまうと、『描画』で文字がかけなくなります。
(B)背景として埋め込んでしまうと、どこまでいっても画像が表示されてしまいます。
![Aの例](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/3046395cd31fccc58c844ea8a4022200.png)
![背景1](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/351c27f34e3ba920d73789749ea7976c.png)
![背景2](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/e101ad0a60acff7511d3fc36f5f71f6c.png)
ActiveXコントロールは画像を固定できるが。。。
Excelファイルの容量がすごく大きくなってしまう弱点もあります。(1MBの画像をActiveXコントロール化すると10MBになったりする)
ActiveXコントロール含め、Excelに貼りつけた画像を固定する方法は下のリンク記事で紹介しています。
【触らせない!】Excelで画像を固定し(埋め込み)、不具合を起こさせない方法
くもんをタブレット化する具体的な手順
① 教材をスキャンする(ScanSnapでの流れ)
- ScanSnapの電源をON
- PCの電源をONし、ScanSnapが接続している無線LANに接続(これで通信ができます)
- 専用ソフト『ScanSnap Home』を立ち上げる
![Scan設定1](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/d8c4e9002708e81cf037f50275fd9ba3.png)
くもんの教材をスキャン用の設定をして、ボタンを押す
![Scan設定2](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/518cd778340fbfc262eddfcff4cb5cc6.png)
PCが無くてもクラウドに直接保存することもできます。(クラウドからPCに落とす手間があるので、クラウド経由しなくてよいと考えますが)
![Scan設定3](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/64b3c5f8afa12b3ce888b9ea0d78d857.png)
② スキャンした教材をExcelに画像として貼り付ける
スキャンしたファイル(今回はPDF)を開く
![ファイルを開く](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/556dcf00b51523e92bb1a8f704f21784.png)
Shift + Windows + s でスクリーンショット範囲を選ぶ
![スクリーンショット](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/91298821143560e2cb92dff61cb4e052.png)
ペイントに貼りつけ、Ctrl + Shift + x で余計な範囲を消したのち、Ctrl + a ですべてを選択し、Ctrl + c でコピー
![ペイントに貼りつけ](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/00fce1beab83acdd623ee72a437170f2.png)
Excelに貼り付けます。Ctrl + v だとセルA1に貼り付けられてしまうので、連続してCtrl + (v→x→v)とすると選択したセルにコピーできます。
![Excelに貼りつけ](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/cd3af8bbbb43dc6c9421ffacea564450.png)
ペイントに戻って書いてある答えを消したうえで、Ctrl + a ですべてを選択し、Ctrl + c でコピー
![ペイントに戻って消す](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/de2547d3d432f5bc11b3dd69c2dc7dd7.png)
Excelに戻り、解答部を貼り付け(わたしは答えの上)部に移動し、ここでも連続してCtrl + (v→x→v)のコマンドで貼り付けます。そして次の画像貼り付け位置に移動。
![Excelに解答用を貼り付け](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/b5ec9aa27d02def09c86117c20c7217b.png)
③ Excelの画像を掴み、1つの画像データにする
Excelでの作業が続きます。
一度に作る枚数(5枚単位がおすすめ)の画像をすべて選び、Ctrl + c でコピー
![全て選択](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/5172b138a12cb98ce9aad3d338d5e1c9.png)
ペイントに貼り付ける。
![ペイントに問題をはりつけ](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/fc59f44187a58ca5c363a71afffda036.png)
名前を付けて保存する。JPEG形式がおすすめ。
![JPEGで保存](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/89b37bf7739082f9d8e14bbd09feb913.png)
④ ActiveXコントロールで画像を固定する
学習用の教材Excelを完成させる工程です。
■初めて作るときは、EXCELの空白のシートを用意しておきます。
開発 – 挿入 – イメージ(ActiveXコントロール) を選択
![ActiveXコントロール](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/f48418d41ff5706ff9cc54b7cfb4d988.png)
ツールバーの開発タブが無ければファイル-オプション-リボンから表示させる
![開発タブの出し方](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/34c2ccec5946b3428dc9f346a70a4937.png)
適当なサイズにドラッグ
![ドラッグする](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/c37b6f5737f051191bff24f9a88fc976.png)
①開発タブの プロパティを選択
②AutoSize部をTrueにする
③PictureSizeModeを3-fmPictureSizeModeZoomにする
これで、呼び出した画像のの元サイズ・縦横比率のまま挿入されます。
![プロパティの設定](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/343531c28297c1a596c30ec06532d885.png)
![画像の選択](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/96d548f35d2c3458c67cf6961dd88f0d.png)
呼出し後(自動でサイズが変わっています)
![貼り付け後](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/2a53f70e1661154de6ecf5d502dfcc5b.png)
お好みでシート名とファイル名を決めて保存します。
■元ファイルをコピーする場合(教材を増やす場合)は簡単で、コピーしたファイルを開いておきます。
開発 – デザインモード を選択
![デザインモード](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/94317e68d503eafe2d148cff4b88df1e.png)
プロパティ からPictureの右端ボタンを押して画像を呼び出す。
![画像呼び出し](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/0c52384a263d716b37a27ab60f38c2cd.png)
作成した画像ファイルを選びます。
![画像を選ぶ](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/4c6bc156b97437365c86600729a27669.png)
画像が変ります
![画像が変わる](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/4ab65e26198a1660e848282193944a69.png)
⑤ Excelをクラウドにアップし、タブレット側でダウンロードしておく
Windowsと互換性の高いMicrosoftのOneDriveなら、エクスプローラのフォルダ上でコピーができて便利です。
![クラウドにコピー](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/a27df6fc6e565cf1601f2ca7810404af.png)
⑥ タブレットにダウンロードしたExcelファイルを『描画』ツールのペンで解いていく
このセクション詳細は別記事でまとめます。以下、概要を抜粋していきます。
タブレットにダウンロード
![タブレットにダウンロード](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/180f86d39e84d5d469601b16cb7582c6.png)
Excelアプリで開く
![Excelアプリで開く](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/4e10e94b312d4825da3045dfc3a18199.png)
開いたあとに指二本でひっぱりサイズを調整し、描画 – 鉛筆 – ハンドモード で書き込んでいく
![Excelに記入する](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/e7ab1f2e85aa0ea8a7f2f7a26ff12d9e.png)
間違ったらペンの反対側で消しています。
![消しゴム](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/15b5cca5bfe786ea7d8fbdfebea724b9.png)
やはり専用ペンは便利ですね!
解約後でもスマイルゼミのタッチペンを購入する方法は下のリンク記事で紹介しています。
【解約後も可能】スマイルゼミのタッチペンを10%オフで購入・メンテナンスする方法
答え合わせはいつでもできます。
![答え合わせシーン](https://www.orin-ya.com/wp-content/uploads/2022/08/c38cf0b8ac4fa39b0bad2c7950804294.png)
以上です。
現在、2人分の教材を作るスピードに対し、教材を消化するスピードに余裕がないですが、教材作成作業をマクロ化することに成功してスピードアップしました。
また別記事でまとめます。
下のリンク記事は、くもん以外にもこのタブレットを活用している内容をまとめています。
ゲームアプリ用から勉強用へ!使ってないタブレットを有効活用する
②と③の作業をExcelマクロで半自動化した記事も参考に見て下さい
紹介した商品紹介
IdeaPad Flex570(最新モデル)は公式サイトで購入できます。
Excel単体よりもOfficeで購入した方がお得感はありますね。
記事内で紹介した関連リンク
【くもん続報】高進度学習者賞2022・未来フォーラムと次の展望について
【検証】くもんとスマイルゼミは共存・両立できたのか?1年間後の結果と解約後にスターアプリはできるのか?
ゲームアプリ用から勉強用へ!使ってないタブレットを有効活用する
【触らせない!】Excelで画像を固定し(埋め込み)、不具合を起こさせない方法
【解約後も可能】スマイルゼミのタッチペンを10%オフで購入・メンテナンスする方法
富士通さんHP:https://scansnap.fujitsu.com/jp/product/ix1300/
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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