PowerPointからPDF変換時、設定した内部リンクをPDFにも適用する

内部リンクex

この記事が参考になる方
  • スムーズかつインパクトを与えるプレゼン資料を作りたい
  • PowerPointで目次とリンクを設定したい
  • PDF化する時に内部リンクを適用させたい

この記事は、PowerPointをPDF化しても各リンクが反映されるか検討した結果を紹介します。

結論としては、PowerPoint365のPDFへのエクスポート機能 を使えば内部リンク付きPDFが作成できます。

ただし弱点もあります

内部リンクに設定されている非表示スライドがある場合、そのスライドもPDF化が必要なので注意してください。

本当に不要な非表示スライドは消しておきます。


広告


PowerPointから内部リンク付きPDFを作るソフトは

PowerPoint365のPDFへのエクスポート機能 を使います。

他に検討したものでは、PDF化できるプリンターの「Microsoft Print to PDF」や「BullZip PDF Printer」ではできませんでした。


↓こちらがリンクが反映される機能↓

エクスポート

↓こちらはできなかったもの↓

失敗したもの

内部リンクを作成する2つの方法

わたしがPowePointで使うリンクは、大きく分けて2種類あります。

  1. Ctrl + K でリンク設定を呼び出し、内部スライドを指定する
  2. スライドズームを使う

①の作り方は下のリンク記事に詳しく書いています。

powerpoint瞬間移動 Powerpointのスライドを瞬間移動!!目次と各スライドに内部リンクを設置する

②の作り方は下のリンク記事に詳しく書いています。

Powerpointでポップアップ 瞬間ズーム!Powerpointで画像を必要な時だけ拡大する方法(ポップアップもどき)


前提として、目次スライドと内容スライドは作成済の状態で進めます

目次スライドに各スライドの内部リンクを設定

Ctrl + K でリンク設定を呼び出す

■ リンク先のスライドを指定

リンク設定
各スライドから目次に戻るリンクを設定

■ 目次が1ページ目にあれば Fn + ← でもいいし、2ページ目にあるなら 2を押しながらEnter でも良いです。

数字+Enterキーを押すと

指定した数字のスライドにジャンプします。

目次に戻るリンクを設定しておくと、第三者が操作する時に視覚的にも便利です。

目次へのリンク
リンクの色を設定
リンクの色設定
リンクの下線を消す
リンクの下線設定
スライドズームの活用
スライドズーム

内部リンク付きPDFにした時には

ズーム機能は使えず、対象のページへの移動になります。

なので、対象のページには戻るリンクを貼っておき、白字にして見えなくするなどの工夫が必要です。

パワーポイントのプレゼンでは、余計なスライドは非表示にしておきます。

スライドズーム非表示
ズームはできないが、クリックしたら拡大するかのように見せるリンク
図のリンク

内部リンク付きPDFにした時にはズーム機能は消えてしまうので、このように絵に対象のスライドをリンク付けしても同じ効果があります。

PDF化する

印刷設定で エクスポートPDF/XPSドキュメントの作成PDF/XPSの作成

エクスポート

ここで注意が必要なのは、

SETP5で非表示のスライドを作っている場合は、ここをチェック入れないとダメです。

オプション

チェックを外す ⇒ 非表示スライドがPDF化されないので、リンク先へ行かない

チェックがある ⇒ リンク先のPDFがあるので移動できる

詳しくは動画や関連記事をみてください

動画

上で紹介した関連記事のおさらいと、内部リンク付きPDFの作り方を動画にしました↓

全体でも6分と短いですが、動画の概要欄に各設定の見出しがありますので、必要なところだけ見てください。

見出し


動画では、図のズームの戻り先が目次になっていましたが、それをスライド4やスライド5にしておけば、クリックしたら元のスライドに戻る=ズームから戻るかのような設定になります。


まとめ

PowerPoint365のPDFへのエクスポート機能 を使えば内部リンク付きPDFが作成できます。

ただし、

非表示にしておきたいスライドもPDF化が必要なので注意です。

本当に不要な非表示スライドは消しておきます。


最後まで見ていただき、ありがとうございました。


広告


広告


広告