- ExcelマクロファイルをGoogleドライブにアップしており、デスクトップ版で実行したい
- Excelマクロファイルを会社の共有ネットワークに置き、各々が実行したい
- Excelマクロファイルを実行しようとすると「セキュリティリスク」でブロックされる
- PC上のマクロファイルは実行できるのに、共有ネットワーク上では実行できない
作成したExcelマクロファイルを共有ネットワークにおき、別のデバイスからアクセスしたり、各々がファイルにアクセスしてマクロを実行できるようにしたい!
せっかく便利なマクロを作ったのだから、最大限に活用したいですよね。しかしながら、共有ネットワークに置いたExcelマクロファイルは、そのままだと「セキュリティリスク」によりブロックされます。
発行元が不明のファイルが、例えば{別ソフト起動→個人情報読み取り→メールに貼り付け→メール送信}というマクロになっていると情報流出になるので、デフォルトはセキュリティブロックがかかるようになっています。
この記事ではセキュリティブロックを解除する方法を紹介するので、参考にしてください。
共有ネットワーク上のExcelマクロが実行できない2つのパターンと対処方法
共有ネットワークのセキュリティレベルにより対処が変わます。この記事ではExcelマクロファイルが「セキュリティリスク」によりブロックされる2つのパターンを紹介します。
①一般的なクラウドサーバーの場合の対処
まずは簡単な方から。
Googleドライブなどのクラウドサーバーにマクロファイルを格納した場合です。
図のようにマクロファイルを実行すると、立ち上げ時に赤枠のエラーメッセージがでます。この状態ではマクロは実行できません。
右クリックのプロパティから解除できる
クラウドサーバーの場合の対処は簡単で、ファイルを選択して右クリック→プロパティを開き、『全般』タブのセキュリティ部にチェックを入れるだけです。
②セキュリティが厳しい企業の共有サーバーの場合の対処
セキュリティが厳しい場所に共有している場合は、簡単にブロックを解除するわけにはいかないので、上述の手法は使えません。
下図のように、プロパティにはチェックボックスが無い状態だと思います。この場合は処置が少し複雑です。
共有の場所を「信頼のある場所」と認識させる必要がある
マイクロソフトのヘルプ(https://learn.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/security/internet-macros-blocked)にあるように、場所を信頼済みサイトとして指定する必要があります。
方法を説明します。
Windowsボタンを右クリックして検索→インターネットオプション、もしくはファイル名を指定して実行→control→インターネットオプションを選択して、設定画面を出します。
セキュリティタブ→信頼済みサイト→サイトをクリックして別ウィンドウを出し、追加したい場所のアドレスを入力して追加をクリック
登録後はアドレスがfile//~に変わります。下方のチェックを外して閉じます。
これで完了です。
Excelマクロが実行できない他の対処方法
Microsoftのページを抜粋しますので参考にしてください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/security/internet-macros-blocked
これで【Excel】の共有ネットワーク上のマクロファイルが実行できない現象の対策はできましたでしょうか?
この記事の内容は、PCに保存しているローカルデータではマクロが実行できるが、共有ネットワーク上ではマクロが実行できない場合の処置です。ローカルでも実行できない場合は、ツールバーのファイル→オプション での設定が必要になります。
マクロファイルは便利ですが、共有サーバー上で使えるようにするには注意が必要です。発行元が不明なマクロファイルでブロックを解除するのは危険なのでやめましょう。
下のリンクは当ブログで紹介している便利マクロ含む、Excelテク集です。
おまけ
Excelテク集の目次は下の通り
(下のリンクから各項目に直接アクセスできます)
時短や快適さアップのテクニックが多くあります!!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
広告
広告 | 広告 |