Excelでシート名を取得する方法とシート名の便利な使い方について

シート名サムネ

先日、仕事でExcelを使って、

できるだけ自動入力をする為に

セルにワークシート名を取得する

という事が必要になりました。


今回は、ワークシート名を取得する関数とその応用について記載していきたいと思います。

この記事が参考になる方
  • Excelでシート名を自動で表示したい方
  • シート名の便利な使い方を知りたい方
  • Cell、Find、Mid関数を知りたい方

~Excelでシート名を取得する方法とシート名の便利な使い方~

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Excelでシート名を取得する方法

何個か手法はありますが、大筋はこうです。

  1. Cell関数を使って、ファイルのアドレス+ファイル名+シート名を文字列にする
  2. Find関数を使って、シート名が始まる文字の順番を探す
  3. Mid関数を使って、②の位置の文字列を表示する
    あとは、Right関数で右から(シート名の末文字)シート名の文字数だけ表示する

この記事での③は、式が一番シンプルになるMid関数で解説したいと思います。


Cell関数

Cell1

上がExcel上での説明文です。

形式としては、CELL(検査の種類, [参照])となっています。
下図の通り、検査の種類は12種類あります。

Cell2


今回はfilenameを使います。ワークシート名は『おりんブログ』です。

下が、計算式です。
[参照]の部分には、返したいシートのセル(例えばA1)を入れます。その方が確実に解が返されます。

Cell3

この様に、ファイルのアドレス(PC内の場所)+[ファイル名]+シート名

が文字列として返ってきます。


Find関数

Find1
Excel上の説明はこちら

形式としては、Find(検索文字列, 対象 , [開始位置])となります。

Find2
[開始位置]の使い方

先ほどのCell関数の解【C:¥Users¥IP005-043¥Desktop[Book1.xlsx]おりんブログ】では、¥マークが何回か出てきます。

開始位置を指定しなければ、最初の¥マークである3が解になります。

開始位置を5とかにすれば、2個目の¥マークである9が解になります。


Find3

ここでは、先ほどのCell関数と組み合わせて、シート名直前の” ] ” という文字が何個目に来るかを解としています。


Mid関数

Mid1
Excel上の説明はこちら

形式は、MID(文字列, 開始位置, 文字数)となります。

Mid2


・文字列は、Cell関数で返す文字列
・開始位置の部分には「Find関数」+1とすることで、シート名の1文字目とすることができます。
・文字数は、シート名が長い可能性があるなら、十分大きい数にしておきます。

Mid3

出てきましたね!

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シート名の便利な使い方

では、このシート名を何に使うかですよね。

①印刷した紙にファイル名+シート名まで記載しておきたい場合
⇒後で編集したりする際、どのシートを見ればよいか分かります


②プレゼン資料を作るのに使用
⇒おりんパパはこの時に必要でした。

■紹介したい製品の一覧表(SPECとか特徴一覧)
■製品個別のプレゼン資料

という構成になっているのですが、
個別のプレゼン資料には、一覧表シートのSPEC値を反映させたい。

そこで、

・マスターの個別シートを作っておき、

シート名を変えるだけで一覧表から読み取る値を自動で反映

・製品が追加になったらシートをコピーして、シート名を変えるだけ

というものを作りたかったのです。


これはおりんやブログ用にさくっと作ったものです。

Vlookup関数の検索元(O2:Q6)にプロフィール一覧表があり、シート名が反映されるD2セルを検索値にしています。

プレゼン例3

外観部のイラストも自動切換えします。
この記事を参考にして下さい。

プルダウンと図の連動サムネ 【Excel秘伝】エクセルでセルの内容に連動して図を切り替えるワザ紹介
ポイント

プルダウンで選択する部分をシート名で自動切換えにするので、この記事よりも設定は簡単だと思います。

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そして、シートをコピーしておりんボーイに変えてみると。。。

プレゼン例5

できましたー。

動画を見てもらった方が切り替わるイメージが湧くと思います。


最後まで見て頂きありがとうございました!


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