釜やフライパンに施されている、汚れが落ちやすい加工(テフロン加工)を長持ちさせる方法を紹介する記事です。
パン焼きの釜、炊飯釜、フライパンには表面加工がされており、いろいろ種類があります。
中でもテフロン加工はよく聞く表面加工です。
おりんやでもフライパンはよく買い替えます。
下の記事ではレミパンの蓋の再利用について書いており、半年~1年に一度は買い替えています。

悪くなったら買い換えるのも一つですが、ずっとおいしい料理を作り続けるには、フライパンの良い状態を長くキープする事も重要です。
ということで、テフロン加工の寿命を縮める要素から対策を整理しました。
目次~フライパンの寿命を縮める3要素と長持ちさせるコツ~
物理ダメージ
物理ダメージ=主に傷です。物理的に表面加工を削ってしまうのはよくないです。
フライパンの重ね方
あまりクローズアップされてないですが、物理ダメージの中でも
加工面を重ねて置く
という部分は、実は気にすべき項目と考えています。
よくないのは下のようなイメージです。特に洗い物としてシンクに置く場合とかはよくやってしまう…

対策としては下図のように置きます

おりんやの置き方はこちら。
フライパンによって重心が違うので、それにあった置き方を検討するのが良いと思います。

調理の補助器具
金属のヘラ、金属のおたま、金属の箸は直接傷をつけるので、プラスチックやシリコン製を使うと良いです。
マーナのシリコンシリーズは持ち手が三角形で持ちやすいです。
耐熱性も耐久性もあるのでずっと使っています。

掃除用具
傷をつけるという観点で下記はNGです。
・金たわし
・メラミンスポンジ
・研磨剤入りのスポンジ
・クリームクレンザー
頑固な汚れは、煮沸させて汚れを浮かすのが一般的です。
熱・急冷ダメージ
表面加工はコーティングですので、本体の素材と完全に結合している訳ではありません。
熱された窯やフライパンを急冷すると、コーティング材の収縮度合いと素材の収縮度合いが違うので、どんどん剥がれる方向に力が働きます。
熱いまま冷水をコーティング面にかけるのはダメです!!
あと、空焚きもよくないです。
腐食ダメージ
表面加工は化学加工品なので、長時間異質なものに触れると分解したり、溶融します。
・例えば頑固な汚れを取るために水につけておく
・調理したまま長時間放置しておく
・フッ素を溶かす溶剤で拭き上げる(※)
これをするとコーティングが劣化する原因になるので、すぐにタッパーやお皿に移すのがよいです。
まとめ
- コーティング面を重ねて置かない
- 金属製のへら、お玉、箸を使わない
- 掃除に金たわし、研磨されるようなスポンジや洗剤を使わない
- 急冷しない
- 空焚きしない
- 長期間水につけない
- 長時間調理したものを放置しない
以上です。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。